ギャラリーの定点観測カメラからの画像

建築の研究と実践 STUDYING AND MAKING IN ARCHITECTURE

期間:2023年11月14日(火)〜12月21日(木)
時間:9:00〜17:00
場所:筑波大学 大学会館 アートスペース
休館日:土・日・祝日

出展者:花里 俊廣、山田 協太、加藤 研

筑波大学芸術系の建築デザイン領域では、建築史、建築計画論、建築意匠論を専門とする教員が教育と研究、デザインの実践的な活動をおこなっている。この展覧会では、各々の教員が近年おこなっている活動を写真や図面、模型等で紹介する。

2023年8月1日(火)−11月30日(木)

筑波大学芸術系ギャラリー

09:00~17:00

入館無料

土・日・祝休日休館

主催:筑波大学芸術系

企画:寺門臨太郎

5C棟は、ことし開学半世紀を迎える本学の筑波キャンパスで最も早い時期に竣工した建物です。1970年代の日本におけるモダニズム建築の余光漂う建物の1階西側に配された「大石膏室」には、プレモダン、モダン、ポストモダンを経てなお脈動する伝統的美術アカデミズムの遺風が残っています。

ことし2月、その大石膏室でデッサン教材としての役を終え、木炭粉や砂塵にまみれるばかりの旧い石膏像一躯がみつかりました。高さ70cmほどのその像は、ナポリの国立考古学博物館所蔵の有名な《ファルネーゼのヘラクレス》(3世紀初頭、像高3.17m)の縮小複製です。右腕から先と左指の一部が欠損しているものの、地山背面に残る金属銘板から、工部美術学校彫刻科の一期生、菊地鋳太郎(きくち・とうたろう、1859−1945)が1883年頃に創設した、石膏模型所の製品であることが判りました。製作所の活動が菊地の生前に限られていたとすると、この像は東京高等師範学校の時代に取得され、東京大空襲による大塚校舎(現、東京キャンパス)の焼失の災禍も逃れてきた可能性があります。

17世紀以降、古代や近世の彫刻を原作とする石膏製の模像は、西欧においてデッサン教材、鑑賞と蒐集の対象、美術史学や古典考古学の研究教育ツールとして段階的に展開しました。近代以降、欧米において急激に等閑視されるようになった石膏像は、破壊されて遺棄されることさえありましたが、1980年代以降には美術史学やミュージアム・スタディーズにおける再価値化により新たな学術的役割を得ています。

日本における石膏像は、西欧の美術制度とともに移植された明治時代以降、もっぱらデッサン教材として広まりました。戦後、美術大学や美術学部の入試や授業で不動の人気を博していた石膏像ですが、20世紀も終えるころには元来の役割を失い、センターステージから退いてきています。

原作を模した石膏像は、オリジナルとコピー、作品と非作品を区別し、階層化する西洋近代の価値観そのものの映し鏡ともいえるでしょう。けれども、非西洋的な視点で日本における石膏像を見直すと、そこには受動的で一元的な欧化現象ではない、むしろ能動的で多元的な非西欧化の発現を確かめることができるかもしれません。「オマージュ石膏像」と題する今回の展示は、忘れられていた旧い石膏像に頌歌を寄せ、東京高等師範学校から東京教育大学を経て醸成されてきた本学固有のアートとデザインの教育研究の来し方と行く先を再考する機会となるでしょう。

 

in homage to plaster casts: a heritage of the tokyo higher normal school.

Selected Work from the University of Tsukuba Art Collection. 2023-II.

New Acquisition 2022: Kikuchi Plaster Casting Workshop, Farnese Hercules

 

August 01 – November 30, 2023

UT Institute of Art & Design Gallery

09:00-17:00

Admission Free

Sat., Sun., Public Holidays Closed

Organized by Institute of Art and Design, University of Tsukuba

 

The 5C Building is the earliest building completed on the Tsukuba Campus of the university, which celebrates its half-century anniversary this year. Located on the west half of the ground floor of the 1970s Japanese modernist building, the “Grand Cast Court” still retains the legacy of traditional art academism that pulsated through the pre-modern, modern, and post-modern periods.

In February of this year, an old reproductive plaster cast was found in the Grand Cast Court, no longer used as educational material for dessin, covered in charcoal powder and dust. The approximately 70-centimeter-high statue is a reduced reproduction of the famous Farnese Hercules (early 3rd century, 3.17 m high) from the Naples National Archaeological Museum collection. Although it has lost its right arm and parts of the left finger, the small metal plate on the back of the plinth reveals that it is the product of the Kikuchi Plaster Casting Workshop, founded in 1903 by Kikuchi Totaro, the first student of Sculpture Department of the Tokyo School of Fine Arts. Considering that the workshop was active only during Kikuchi’s lifetime, it is possible that the statue was acquired at the time of the Tokyo Higher Normal School and even escaped the ravages of the Tokyo Air Raid that destroyed the Otsuka School Building (now the Tokyo Campus).

Since the 17th century, plaster casts based on ancient and early modern sculpture have gradually developed in Western Europe as educational materials for dessin, objects to be appreciated and collected, and resources for research in art history and classical archaeology. Though they became rapidly neglected in the West after the modern era, destroyed and abandoned even, they have gained a new role as academic resources through their revalorization in art history and museum studies since the 1980s.

In Japan, plaster casts had spread exclusively as educational materials for dessin since the Meiji era when they were transplanted along with the Western institution of art. While they steadfastly became popular in entrance examinations and studio works at art schools in the post-war period, by the end of the 20th century, they had lost their original role and retreated from the center stage.

Plaster cast, which reproduces the original sculpture, may be a mirror that reflects the hierarchizing modern Western values, distinguishing original and copy, artwork and non-artwork. However, looking at plaster casts in Japan from a non-Western perspective, we may see an active, pluralistic manifestation of non-Westernization rather than a passive, centralized Westernization. This exhibition, entitled “in homage to plaster casts,” will be an opportunity to pay honor to a forgotten plaster cast and to reconsider the past and future of our unique education and research in Art and Design, which has been fostered through the Tokyo Higher Normal School and the Tokyo University of Education.

 

2023年8月1日(火)―9月28日(木)

筑波大学 大学会館アートスペース

9:00-17:00/土日祝休館(および8/14-18休館)/入場無料

美術鑑賞をするとき、作品のみを見る人、作品を見てからタイトルを読む人、タイトルと解説文を読んでから作品をじっくり見る人など、情報を得る順序は鑑賞者によってさまざまですが、 鑑賞の手がかりとして 「タイトル」を確認することが多いのではないでしょうか。タイトルは作品につけられた固有の名前であり、鑑賞者が作品の主題や作者の意図を読み解く上で重要な情報を提供する存在でもあります。本展示では、美術作品とそのタイトルの関係に焦点をあてています。 タイトルの付けられ方によりそれぞれがどのような印象を作品にもたらし、どのように鑑賞に影響するかについて再考する機会を提供します。

When people appreciate art, the order of access to information accompanying the artwork differs for each viewer. Some people look at the work only, some read the title after looking at the work, and some read the title and explanatory text before taking a closer look at the work. In particular, you may often check the “title” as a clue to appreciation. The title is the unique name given to the creation. It is a clue that provides essential information to the viewer in deciphering the work’s subject matter and the artist’s intent. This exhibition focuses on the relationship between the artwork and its title. It provides an opportunity to reconsider the title’s impression on the viewer and how it affects viewing behavior.

 

出品作品 / exhibited works

・渡辺晃一《馬・ウマ・うま・UMA》1995年  油彩、石膏・パネル 180×230㎝

KOICHI Watanabe《A HORSE/a horse /horse /HoRsE》1995 oil on panel with plaster

本作は、基底となる大パネルの上に、四分割状に小パネルを配し、各パネルにはモチーフとして動物の「うま」の頭部がそれぞれ異なる手法で表現される。作品タイトルにある「馬・ウマ・うま・ UMA」の4語は、漢字、カタカナ、ひらがな、ローマ字表記の字面から得られるイメージと画中のモチーフの表現が相互にリンクしていると考えられる。そうなると、「馬」が左方上部、「ウマ」が左方下部、「うま」が右方上部、「UMA」が右方下部にそれぞれ相当しそうだ。この場合、漢字、カタカナ、ひらがな、の表記順に作品パネルを見ていくと、徐々にモチーフの存在が曖昧になってゆき、最終的にローマ字の「UMA」に至ると灰色のモノトーンを基調とした「リトル・グレイ」を彷彿とする「UMA(未確認動物)」となり、全く本質が変わってしまうのがおもしろい。皆さんは四つの表記がどのパネルに対応すると考えるだろうか。

 

・福山菜穂子《ある日のこと》2013年  陶、ガラス

FUKUYAMA Naoko《One day》2013 ceramic, glass

ティーカップ、水差し、トレー。日常使いの何気ない陶器かと思いきや、近づいて目を凝らすとそこには…。カップには小さな窓が並び、玄関らしき入口があり、上階へと続く階段がある。まるで小さな妖精が住んでいるかのようだ。水差しの口からは雲がわき雨の滴が落ちる。トレーには水が蓄えられ、プールのようだ。梯子が見えるから21世紀美術館のスイミング・プールか?(違う) 福田菜穂子の陶器作品には用途を超えた形がある。それは、小さな異世界の入り口のようでもある。ちょっとした遊び心で、日常の一瞬をどこか遠くに飛ばすマジック。使い手の想像力で器を組み合わせれば物語性のある風景も出現しそうだ。お茶を飲む、食事をとるといった日常のシーンが突如リアリティを失って、ファンタジーに変わる。そんな意外な転換が、福田の器の魅力とも言えるだろう。そういえば、おとぎ話の書き出しはどんな言葉から始まっていたか、覚えてる?

 

・西村昭二郎《風ひかる》1977年  紙本着色 91×72.8㎝

NISHIMURA Shojiro《Spring Breeze》1977 mineral pigment, water dried paint, india ink, gold paint and glue on hemp paper

二羽の鳥が描かれており、上部の笹の枝に乗っている鳥は、黄金キンケイの雄。もう一方は一見別の水鳥のように見えるが、こちらは黄金キンケイの雌である。空と地面の境目は曖昧で、画面全体を爽やかなブルーが背景を覆い遠近感を曖昧にしているが、笹の影の描写が二羽の位置関係を巧みに表現する。タイトルの「風光る」は早春の季語で、春の陽光のなかをそよそよと風が吹き渡る様を表す。タイトルを知ると、笹が春の光を受けながら、そよ風に揺らいでいる情景が想像できるのではないだろうか。同じく風を主題にした《風の行方-海》とは、風の強さも季節も、ずいぶん違う。

 

・吉野純《失楽園》1993年 油彩、カンヴァス

YOSHINO Jun《Paradise Lost》1993 oil on canvas 181.8×227.3㎝

「失楽園」は、旧約聖書「創世記」第3章からヘビに唆されアダムとエヴァが神の禁を破り知恵の実を食べ、その罰として神がエデンの園から追放する場面を描いた絵画である。失楽園は、本来神とエデンの園を追放されるアダムとエヴァのやりとりを描いたものが多いが本作は、生命の木の下に佇むヘビとアダムとエヴァの二度と戻れない故郷を思い、嘆く姿を極彩色で描く。赤を大胆に用いた構成は、陽炎のように揺らぐ印象を受け、まさにアダムとエヴァの苦難を表現している。作品だけでは、「失楽園」と想像できないが、モチーフと照らし合わせることで、主題が浮かび上がってくる。本作は、聖書を題材に重厚なマチエールと素朴で詩的なフォルムを用いて描くアカデミックな作品である。

 

・藤田志朗《風の行方—海》1998年 紙本着色

FUJIITA Shiro《Where the Wind Goes – Sea》1998 mineral pigment on hemp paper 181.8×227.3㎝

赤褐色の風景の中で鮮やかな色の旗がたなびいている。画面右、上方に位置する鳥のモチーフは風上を向いているため風見鶏と思われる。その足元には消波ブロックのような立体物、さらにその中から画面左に向かって白い貝殻が綿状に堆積してゆく。これらは、題名にある通り海を連想させるモチーフである。黄土色の地面は浮島で、周りは海かもしれない。遠景には、様々な形の建築物が密集・密着し、近代的でありつつも、その色や造形からは荒涼感や恐ろしさが際立って感じられる。空の色をはじめ、風景はその面積の大半が錆びついたような赤褐色を基調として描かれており、荒廃した街を描いているかのようだ。寂れた雰囲気の中で鮮やかな旗をたなびかせる風はどこへ向かって吹いていくのだろうか。

 

・内田雅三《Hiroshima-90》1990年 油彩、ミクストメディア

UCHIDA Gazo《Hiroshima-90 》1990 oil on mixed media in panel 162.1×227.3㎝

中央には三角形の図形があり、その上に被さるように絵の具が塗られている。画中には他にも影や図形、幾何学的な模様が描かれる。直線や曲線といった規則的な線と中心の激しい筆跡の動きの対比、その筆跡がつくりだす凹凸がこの作品の魅力である。本作品内には一眼でわかるような具象的なモチーフは用いられておらず、太さ、動きの様々な線やそれに伴う影が描写の中心となっており、明らかなモチーフがない分、いっそう画面を構成する図形や色彩、影や線の動きに心惹かれるだろう。具象的な物体は描かれないが、作者が何を思って本作を描いたのかを知るヒントはタイトルにある。《Hiroshima-90》という題には作者の内田にゆかりのある「広島」の名前が含まれる。純粋に画面の魅力を楽しむだけでなく、作者が本作品を制作するにあたって広島の地からどのような着想を得たのかといったことに想いを巡らせてみるのも良いだろう。

 

本展覧会の企画について / About the Exhibition’s Program

本展覧会は、博物館学芸員資格に関わる授業の総仕上げである「博物館実習」のプログラム「学内実習」の成果発表として開催するものです。筑波大学芸術系では、芸術専門学群および大学院の卒業生・修了生の優秀作品、および退職教員などからの寄贈作品を400点以上所蔵しており、受講生たちはこの学内コレクションを活用した小企画展を毎年開催してきました。社会の動きに目を向け、美術館の根幹をなすコレクションをどのような文脈で鑑賞者に提示するのか、そこに企画者の力量が表れます。今年は「タイトル」に着目し、作者と作品、展示と観客の相関関係を問い直す企画となりました。学芸員を目指す学生たちによる展覧会をどうぞご覧ください。

This exhibition is an achievement of practical museological training. The University of Tsukuba has more than 400 artworks given by faculty members and alumni and purchased from awarded students. Each year, students have organized small exhibitions utilizing this on-campus collection. The planner’s competence is revealed in the context in which the collection, which forms the museum’s core, is to be presented to the viewer with an eye on social situation. This year’s exhibition focused on the “title” and questioned the correlation between the artist and the work, and between the museum and the visitors. We would be grateful if the viewers could enjoy the first exhibition of the students who aim to be curators. (Course Instructor)

 

博物館実習2023 芸術系受講者一覧

石船初佳、伊藤紬、江原実祝、遠藤花耶、大石彩乃、奥田琉花、木内英実、笹川元康、竹畠薫、田良島津、永井風花、中谷直子、樋口幸ナギーナ、鶸田佐季、藤井椋子、古瀨秀明、宝田紗和子、三橋美音、和田祐香、渡邉結貴 (五十音順)

授業担当教員

寺門臨太郎、林みちこ、水野裕史(いずれも筑波大学芸術系)

漆は、「和」を象徴する素材ですが、実際には、東アジアの国々においても広く用いられています。そこで、漆文化を通じて、国内外の東アジア諸大学との国際的ネットワークを強化・拡大していくことを目的の一つに、「東アジアにおける漆文化交流の推進とその継続的支援体制の構築」というプロジェクトを立ち上げました。今回の展覧会は、本プロジェクト企画の一つであり、第一期と第二期に分けて開催します。 

第一期では、筑波大学アート・コレクションの中から漆が用いられた収蔵作品5点を展示します。また、それらの実践について考察を行い、「つくばグローバル・サイエンス・ウィーク(TGSW)2022」にて発表を行った内容をパネル展示します。漆を通して、他大学との交流を実施するにあたり、まずは、筑波大学芸術系において、漆造形に関する教育研究がどのように行われてきたのかを、本展覧会を通して振り返ることとしました。 

 

-工芸・彫塑の視点から- 

筑波大学芸術系では、工芸と彫塑、それぞれの領域において漆造形の実践が行われてきました。筑波大学アート・コレクションを見ていくと、共通の技法として「乾漆」が浮かび上がってきます。乾漆とは、漆で麻布を貼り重ね、支持体を形成する技法です。両領域による、乾漆を用いた造形表現を複合的に捉え直すと、「装飾的表現」と「彫刻的表現」の二つの特性を見出すことができました。この二つの特性が、乾漆ならではの漆造形表現を生み出し、本学アート・コレクション作品に見られる表現性に結実していると言えるでしょう。 

 

本展示は令和4年度 筑波大学人間総合科学学術院・研究科戦略プロジェクト採択課題「東アジアにおける漆文化交流の推進とその継続的支援体制の構築」の成果発表の一部です。 

 

2023年1月16日(月)〜124日(火) 

筑波大学芸術系ギャラリー 

筑波大学芸術系棟2F 

つくばエクスプレス「つくば駅」からバス約10分「筑波大学西」下車
入館無料/09:00→17:00/土・日・祝休日 休館
[主催]筑波大学 芸術系
[お問い合わせ]筑波大学芸術系 川島史也 kawashima.fumiya.gu@u.tsukuba.ac.jp 

 

出品作品一覧 

川村さやか / Sayaka Kawamura 《北の文様》/《Northern Pattern》 2013, 砥の粉麻布卵殻 / Lacquer, Polishing powder, Hemp cloth, Eggshell, 210×170×70.0 cm, 平成24年度(2012年度)茗渓会賞(修了研究) 

長内夏希 / Natsuki Osanai  《りんごは落ちる》/《An apple is falling》 2014, 砥の粉麻布 / Lacquer, Polishing powder, Hemp cloth, Wood, Iron, 106×89.0×122 cm  

飯島聡惠 / Stoe Iijima 《黄色いゼラニウムの咲く場所で》/《The Place Where Yellow Geraniums Bloom》 2015, 砥の粉麻布顔料 / Lacquer, Polishing powder, Hemp cloth, Pigments, 135×320×60.0 cm, 平成26年度(2014年度)筑波大学芸術賞(修了研究) 

宮田岳 / Gaku Miyata 《天を仰ぐ円》/《Circles Catch the Heavens》 

2017, ユリノキスギ / Liriodendron, Cedar, Japanese lacquer, 160×500×240 cm, 平成28年度(2016年度)筑波大学芸術賞(修了研究) 

小谷恵子 / Keiko Kodani 《記憶》/《Memory》 2017, 漆、カツラスタイロフォーム / Lacquer, Katsura, Styrofoam, 80.0×120×70.0 cm, 平成28年度(2016年度)茗渓会賞(卒業研究) 

2019年5月14日(火)→7月24日(水)まで
会期延長します。
筑波大学 芸術系ギャラリー

本学で長年教鞭を取られ、社団法人二紀会で生涯洋画家として作家活動を続けられた吉野純先生(1922-2018)の油彩画4点を展示しています。昨年ご逝去された吉野先生のご遺族からこのたび本学に5作品をご寄贈いただきました。
フランスの芸術運動「アンフォルメル」に影響を受け厚塗りの画肌を追究した1960年代から、フランスのロマネスク美術、コプト織などにインスピレーションを受け豊かな色彩を獲得した1980年代の作品に至る変化を見ることができます。油彩画のマティエール(表面の質感)を研究していた画家独自の制作方法、特に画肌をバーナーで焼いた熱処理法などの技法は、実作品を見ることでしか確認できません。ぜひこの機会にご覧ください。 さらに読む

1985年着任以後、約34年間にわたって洋画分野における教育・研究の進展に尽力された玉川信一教授が、平成31年3月末日をもって定年退職されます。
退職記念行事の一環として「筑波大学教授退職記念 玉川信一展 —雨が止んだ庭—」を開催いたします。
本展では、玉川教授の学生時代の素描から未発表の新作500号までの作品約80点を 学内外の3会場(筑波大学大学会館アートスペース・芸術系ギャラリー・茨城県つくば美術館)にて展示します。

会場A:筑波大学大学会館アートスペース
会 期:平成31年1月16日(水)−3月30日(土)
入場時間:9:00−17:00
休館日:日曜休館|1/19 (土)、2/25 (月)、2/26 (火)、3/12 (火) ※2月9日(土)は、館内の空調設備修理のためアートスペースを臨時休館とさせていただきます。

会場B:芸術系ギャラリー
会 期:平成31年1月16日(水)−3月30日(土)
入場時間:9:00−19:00
休館日:土日祝休館|3/23(土)は9:00−15:00 開館

会場C:茨城県つくば美術館
会 期:平成31年3月19日(火)−24日(日)
入場時間:9:30−17:00 (入場は閉館の30分前まで|最終日は15:00閉館)
■会期中イベント:ギャラリートーク
日時:3月23日(土)15:00−16:30

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Yeonglass Lab. glass exhibition 2018
2018.9.4~9.28
2018年度ガラス研究室構成員による研究成果として作品を発表しています。
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博物館学芸員資格に関わる授業「博物館実習」の一環として受講生が
企画した展覧会を開催します。本学芸術系が所蔵する卒業生・修了生の
優秀作品および現職・退職教員・卒業生の寄贈作品約400点の中から、
今回は「線」をテーマに展覧会を組み立てました。美術館学芸員を目指す
学生たちの初めての企画をぜひご高覧下さい。

会期:2018年8月21日(火)- 9月27日(木)
会場:筑波大学大学会館アートスペース
時間:午前9時-午後5時
休館:日曜日
料金:無料
主催:筑波大学芸術系, 芸術専門学群 さらに読む

筑波大学芸術系ギャラリーとD棟1Fオープンギャラリーにて2018/7/3~8/30まで
筑波大学×台湾芸術大学スポーツアート国際交流展が開催されました。

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大原央聡 木彫展
Hisaaki OHARA Wood carving exhibition
2018.3.26(火)~5.26(土)

筑波大学 大学会館アートスペース
9:00-17:00 日曜日休館

大原央聡 木彫展

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