筑波大学芸術系では、「UTAC筑波大学アート・コレクション選」の2021年度第1弾として、一昨年秋に取得した明治期の絵画《鑑書会の図》を展示します。この作品は、明治時代に流行した、参加者が書画作品を持ち寄って鑑賞する「鑑書会」「鑑画会」のようすを描いたものです。そしてまた、当代の制度としての美術や、その鑑賞行動のありようをじかに伝える貴重な視覚資料であり、また絵の中に描かれている書作品の詳細や装飾文様、女性が描きこまれていないという点など、美術史、書道史、文化史、民俗学、ジェンダー学の諸点からの調査と研究のための素材に溢れています。今回の展示ではおよそ10年前に開催されたこの作品をめぐる公開研究会での成果を作品とともにあらためてポスター展示することで、アカデミック・リソースとしてさらなる研究の起点となることが期待されます。

 

UTAC筑波大学アート・コレクション選

令和元年度新収蔵作品《鑑書会の図》

2021年6月28日(月)〜9月30日(木)

筑波大学芸術系ギャラリー(筑波大学芸術系棟2階)

入館無料/9:00〜17:00/土・日・祝休日旧館

主催=筑波大学芸術系

お問い合わせ=筑波大学芸術系社会貢献推進室 sct@geijutsu.tsukuba.ac.jp