筑波大学会館アートスペースにて、山口菜香亭とフランス 洋食器ピリヴィの美展が開催されています。
ピリヴィは、19世紀フランスに誕生した食器製造会社です。その純白の磁器は、今も製造され、フランス国内はもとより、アメリカや英国など世界の食卓で愛されています。しかしながら、19世紀あるいは20世紀初頭に製造されたピリヴィの食器は、日本ではほとんど知られておらず、皇室コレクションと旧山口菜香亭コレクションしか現存が確認されていません。旧山口菜香亭は、明治の元勲である井上馨が命名し、愛した料亭です。現在は山口市の管理する市民交流施設となっています。その3代目主人齊藤幸兵衛泰一が収集し、使用していたピリヴィ全20件71点の一部を写真パネルで紹介し、明治の文明開化の香りをお届けします。
皆様、ぜひご高覧ください。 さらに読む