筑波大学アートスペースにて、工芸領域教員展が

2020年1月14日(火)から2月27日(木)まで
開催されています。

10:00~17:00開館
休館日 日曜日 

会場風景1
展覧会ポスター
出品作品について
会場風景02

工芸領域教員展に寄せて

工芸領域は平成15年度に(名称:クラフト領域として発足、令和2年に工芸領域と名称変更)学群、
平成19年度に大学院博士前期課程に設置開講された筑波大学芸術系の中でも歴史の浅い領域です。
元々は美術専攻特別プログラム(窯芸)が前身であり、コース領域を持たず、芸術系の共通教育として
40年以上前から窯芸実習、演習などの授業が開講されていました。また総合大学である筑波大学の
特徴を活かして、芸術専門学群以外の学生に向けた全学共通科目(芸術)においても、陶磁実習が
筑波大学創設以来開講されており、工芸工作実習(陶磁・木工・ガラス)が筑波大学の教養教育として
実技を学べる貴重な機会として授業が提供されてきました。さらに社会貢献に資するため、地域一般の
市民に向けて公開講座(陶磁・ ガラス)の開講が40年以上継続されています。

工芸領域設置から17年を経過し、授業運営及び授業に関連する設備がようやく整いつつあり、
教育効果の成果も現れて来ました。卒業生は1期生(H14 年度入学)が6名と領域発足当初としては、
人数も少なくゆったりと工房を使用する学生の印象はあったが、昨今では工芸基礎演習の履修希望者が
毎年40名を越え、工芸概論の履修希望者が毎年100名を超えるなど、着実に工芸領域の教育が芸術系
教育の中に浸透してきたと言えます。

令和元年度の段階で卒業生(学群生)の総数は、87名。修了生(博士前期課程)の総数は30名。
海外からの留学生は9名、海外へ留学した学生は6名。今後はより海外との交流が盛んになることが
予想されます。

また、工芸作家として活躍する卒業・修了生も増えてきました。これからは、工芸領域特有の素材や
技法に対する専門性は確実に担保したまま、その専門性だけにとらわれることなく、総合大学である
筑波大学の特徴を活かし、科学的なアプローチや心理学や医学的な見地と造形の関係を評価する方法の
確立を基に、ものごとへの視線を多角的に持ち多様な造形表現が柔軟に発想・実現されることが
望まれます。

工芸領域教育を担う教員の展覧会で、筑波大学芸術系工芸領域の紹介となれば幸いです。

工芸領域教員

齋藤敏寿(陶磁)

宮原克人(木工・漆)

鄭然暻 (ガラス)